【新築日誌 #1】着工準備・基礎工事編│伊豆高原 O様邸

新築基礎工事

伊豆高原のO様邸。当初は増改築工事の予定でしたが、新築に建て替えることになりました。そこで、実際の現場写真をお見せしながら新築工事の流れをご紹介していこうと思います!

今回は、着工準備・基礎工事編です。

 

着工準備

まずは、地盤の強度を調べる地盤調査です。建物を取り壊して更地にした後、地盤の強度を確かめるため専門会社に地盤調査をしていただきました。調査の結果、O様の土地は問題なしとのことで一安心。地盤調査で強度が十分でないという結果が出た場合は、地盤改良工事が必要になります。

地盤調査の後は地縄張りを行います。地縄張りは、麻ひもやビニールひもを使って設計図面通りに建物の配置を示す作業です。基準となる点に杭を打ち、正しく距離を測りながらを縄を張っていくため、部屋の配置や広さなどのイメージがしやすくなります。

 

基礎工事

着工準備を終えて、基礎工事スタートです。O様の土地は高低差があるため、布基礎を採用いたしました。

布基礎とは、地面に逆T字型にコンクリートを打ち込み基礎にする方法で、地面の奥深くまで鉄筋コンクリートを入れるのが特徴です。立ち上がり部分以外は地面の上に防湿シートを敷き、その上にコンクリートを打設します。高低差のある土地に施工する際も、それぞれの地盤に合わせた基礎高にすることができます。

 

重機で基礎の底となる高さまで土を掘り起こす根切り、砕石を敷地全体に敷き、地面を転圧してしっかりと地盤を固める地業を行います。

そして、地縄の外側を囲むように杭を打ち込み、隣り合う杭をつなぐように板を張ります。この作業は遣り方と呼ばれ、基礎の位置を決める大切な工程です。

基礎工事

 

次に、捨てコンクリートと呼ばれるコンクリートを薄く打設して、建物を建てる位置に印を付けます。そして、印に合わせて鉄筋を組む配筋工事を行います。

配筋は建物を支える重要な部分のため、配筋工事後は必ず配筋検査をします。O様邸は瑕疵保険会社の検査員の方に検査をしていただき、配筋工事が正しく行われていることを確認いたしました。

配筋工事

 

配筋検査で問題がなければ配筋の周りに型枠を設置し、生コンクリートを流し込んでいきます。その際に、基礎コンクリートと柱をつなぐためのアンカーボルトを設置します。

コンクリートが固まり型枠を外したら、基礎の立ち上がり部分の完成です。立ち上がり以外の底の部分は、床からの湿気対策として防湿シートを張り、コンクリートを打設します。その後、給排水の配管工事を行います。

基礎コンクリート打設

基礎工事

 

基礎工事の最後の工程は、土台敷きと足場組みです。

基礎コンクリートの立ち上がり部分に通気のための基礎パッキンを、その上に大引や土台を設置します。そして、コンクリート打設時に設置したアンカーボルトでしっかり固定します。

最後に、専門業者さんに足場を組んでいただき、建方工事の準備完了です!今回は工事の段取りの関係で、建方前に先行して足場をかけていただきました。

土台敷

 

さいごに

今回は着工準備から基礎工事までをご紹介いたしました。

次回はいよいよ柱、棟、梁などの基本的な部分を組み上げていく建方工事へと進んでいきます。

続きもどうぞお楽しみに!

ページトップへ戻る