スタッフブログ

Y様憧れのロフトへ大変身!
減築工事日誌③

皆様、こんにちは🌞

 

前回記事 減築工事日誌①、②はこちらからどうぞ↓

Y様邸憧れのロフトへ大変身!減築工事日誌①

Y様邸憧れのロフトへ大変身!減築工事日誌②

 

前回は減築工事でロフトの様子が見えてきましたが、今回はロフトの続きと一階の様子、完成までをご紹介させて頂こうと思います。

 

花粉などのアレル物質を抑制してくれるアレルバスター配合塗装や、汚れやキズに強いPanasonic”アーキスペックフロアーW パーケットA セットオーク”の突き板。

そして、キズや凹み抗菌などに優れ、環境に配慮しシックハウス対策に適した最高等級のF☆☆☆☆の朝日ウッドテック様”Live Natural ブラックチェリー”。

この2種類のフローリングをお選び頂き、自然の美しさが際立つフロアーとなりました。

優しい色味のあたたかなイメージのある北欧調の空間は、Y様のイメージとする木のぬくもりに包まれる「山小屋風」空間となり、ステキなロフトとなりました(*^^*)

壁のクロスの間に張りましたボードは、色柄ラインナップが豊富にあり、様々な化粧材を自由に加工・カスタマイズできるPanasonic ”カスタムパーツ”となります。

Y様邸ではマグネット対応化粧ボードをお選び頂きました。

マグネットがつく壁紙となり、機能性がアップしただけでなく、オシャレな空間に大変身です(*^^*)

自分好みのお部屋を簡単にコーディネートでき、自分だけの空間を楽しめますね☆

ロフトに続く階段です。

Y様邸では「ヒノキ」をお選び頂きました。

森林浴をしているかのような安らぐ香りは、とても癒されますね(*^^*)

その癒させる香りだけでなく、優しい風合いの木のぬくもりと、腐朽しにくい耐久性のあるヒノキは日本人であれば馴染みのある木材で落ち着きます(*´ω`)

続いては、一階のBEFORE/AFTERの様子をご紹介致します!

バスルームBEFORE

以前はタイル張りでしたので、寒くお掃除が大変でお困りでした。

バスルームAFTER

 

パナソニックバスルーム”FZ”をお選び頂きました。

保温浴槽でいつでも暖かく、スミピカフロアで汚れが落としやすくなり快適なバスルームとなりました!

壁はパステルグリーンがとても映え、とてもステキですね☆

Y様はお母様と同居されており、手摺を二か所お付けし、また半身浴もできる段差の付いたタイプのバスタブとなっております。

窓には「目隠しルーバー」を付け防犯性がアップいたしました。

バリアフリーと防犯性、機能性アップで一日の疲れを癒してくれるバスルームとなりご満足いただける空間となりました。

外壁・玄関BEFORE

外壁・玄関AFTER

シンプルで飽きのこないYKK AP様のコンコードS30の玄関ドアをお選び頂きました。

引戸ですので、ベビーカーや車いす、荷物が多いときなど出入りがとてもスムーズでゆっくり閉まるオートクローザーと、跳ね返りを防ぐラッチ機能付きで快適なドアへと変身いたしました。

外壁は、ケイミュー様の”ネオロック・光セラ16 ARTIER レクタングル”をお選び頂きました。

3つの長方形で構成された、ヴィンテージ感溢れる外壁となっており、光触媒の壁、光セラの効果できれいが長持ちいたします。

 

いかがでしたでしょうか(^▽^)/

減築されたことで、スタイリッシュな『山小屋風』のプライベート空間と使い勝手の良くなりました。

バスルームなどは印象がガラっと変わり、木のぬくもり溢れるお家へと大変身致しました!

世界中を旅されております、Y様。

様々な土地の良いところを見て感じ、オリジナルのイメージをカタチにするY様…その素敵な姿に、私も見習わなければと思います!!

今は世界中を旅することがなかなか難しい時期ですが、いつかまた思いっきり旅を楽しめる時が来たら、癒しの空間としてお家へ『ただいま~』と帰ってきて、お母様とほっこりする時間を過ごして頂ければ幸いです(*^-^*)

伊東市 新築戸建て 新築日誌
T様邸④ 断熱材と国産木材

皆様、こんにちは。

前回は耐久性のカギである木材の天敵についてお話をさせていただきました。

伊東市 新築戸建て 新築日誌T様邸③ 木材の大敵は?

今回は、T様のご要望である「あたたかい家」を叶える断熱材と、構造材の耐久性につながる「国産木材」についてご紹介します。

 

断熱材とは?

断熱材とは、熱移動や熱伝達を減少させるもののこと。

つまり、家の熱が外に出てしまうこと(熱移動)や、外の熱が家の中に伝わること(熱伝達)を防いでくれるもの。

断熱材なしには「あたたかい家」づくりはできない!と言えるほどです。

今回の施工で、T様邸には、断熱材にセルローズファイバーを採用しています。

四角いマットやボード状の断熱材とは違い、綿状の素材のセルローズファイバー。

取扱いは、専門のマシンを使って断熱のプロが吹き込みます。

なので、仕上がりがとってもきれい!

このセルローズファイバーは、古紙を主原料としたエコ素材で吸放湿性があり、結露発生を防ぎます。

結露防止の防露性の他にも、防音性、防カビ性、難燃性にもすぐれた断熱材なんですよ。

(なぜ結露防止が大切なのかは、前回のブログを読んでみてくださいね。)

コストが一般的なグラスウールなどに比べると少し高いので、日本での断熱材としてのシェアはまだまだ低いのですが、欧米諸国とくにアメリカでは最も多く使用されている断熱材です。

国産木材にこだわる理由

長寿命で地震に強い家をご希望のT様邸。

長持ちする家をつくるために、土台と柱には耐久性の高い国産桧を採用しました。

梁桁(ハリゲタ)や母屋(モヤ)、束(ツカ)などといった住まいの構造を支える木材の約90%を国産木材にしています。

※梁桁には国産材の杉とアメリカ産材の米松の異樹種構造用集成材、「ハイブリッドビーム」を採用、国産杉を米松でサンドした強度とコスパに優れた集成材です。

もちろん品質、強度、精度のよい外国産材もたくさん利用していますが、構造材だけは出来るだけ国産材にこだわりたいと思っています。

その理由は2つ。

・地域で育った木がその地域の環境に適している。

・地産地消が地域経済の発展と環境への貢献ができると信じているから。

 

当社の考え方であること、もちろん国産木材を超える高品質な木材が海外にはたくさんあることは承知の上です。

それでも国産木材にこだわるのは、長く材木店を営んできた弘木屋産業(株)がみてきたことから出た結論です。

例えば日本で今一番売れている柱材は、北欧産材のホワイトウッドと呼ばれている樹種の集成材です。

品質、精度、強度そして供給力とも申し分ありません。

当社が採用している桧の無垢乾燥材よりも強度は高く、集成材の特性でもある狂いも少なく、寸法精度も高い。

とても品質が高く使い易い材料なんです。

ですが、腐りとシロアリという欠点があります。

シロアリが好んで食べると表現する人もいるくらいです。

北欧にはシロアリが存在しませんので、湿気もなくシロアリも生息しない土地で育った木は、進化の過程で、虫害や腐朽菌に対する抵抗力をつける必要がなかったのではないでしょうか。

高温多湿な日本においてホワイトウッドを構造材として使うためには、万全のシロアリ対策と腐朽菌対策が必須になってしまいます。

また、日本には古くから多くの木造建築が残されています。

寺社をはじめ、普通の民家でも築100年以上の木造建築はたくさん残されています。

さらには、法隆寺は築1300年以上たった今でも現存している世界最古の木造建築物で、木材は桧が使われているんです。

もちろん桧を使えば大丈夫だなんてことは思っていません。

桧だって腐るし、シロアリの被害も受けます。

ただ言えることは、その地域の環境に適した木材を、木材が劣化しない環境で使用すれば100年以上の耐久年数があるのではないかということです。

この古き木造建築の構造材は国産材が使われてきたかと思われます。

しかも現代のような流通があるわけなく大半の木材が地産地消として地域で育ったその地域で使われていたと想像できます。

現在、日本の木造住宅の寿命は30年程度だとされています。

これには木造住宅の耐久性だけでなく、たくさんの理由があります。

私が仕事の駆け出しの頃、ある工務店の親方にこんなことを言われました。

「俺は断熱材は入れね~、家が傷む」

構造材である木材が腐るのを、高断熱、高気密のせいにする人がいます。

確かに断熱材を入れずに、室内と屋外の温度を同じにしておけば、結露など発生しません。

構造材が目視で確認できる真壁工法(シンカベコウホウ)にてシロアリと雨漏りに気をつけていれば、構造材は長持ちするでしょう。

でも、そんな生活ができるのでしょうか。

お施主様にとっては毎日暮らす家が、寒い・暑いでは快適な家とはいえないかと思います。

心地よく過ごせ、丈夫で長持ちする家づくりを私たちは目指しています。

全4回にわたる新築施工日誌ブログにて、T様邸の新築施工にのせた当社の思いが少しでも伝わっていただけたらと思います。

伊東市 新築戸建て 新築日誌
T様邸③ 木材の大敵は?

皆様、こんにちは!

シリーズでお伝えしている新築T様邸。

前回は耐震等級のお話をさせていただきました。

伊東市 新築戸建て 新築日誌T様邸② 耐震等級3って必要?

今回は「耐久性」についてのお話しです。

住まいの構造を支える木材。

この木材の劣化対策をしっかり考えて設計されているか、そしてしっかり施工されているのかが家を長持ちさせる大切なポイントです。

 

家の耐久性を下げる敵とは?

「耐久性」に直結する住まいの構造、それを支える木材の最大の敵はなんだと思いますか?

それはシロアリと水です。

え、水??と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、正確には、水分や湿気が原因で発生する木材腐朽菌、この木を腐らせる菌が木材の大敵ということになります。

 

家の耐久性をあげる、シロアリ対策

まずはシロアリについてです。

シロアリ対策は多種多様な方法があります。

一般的なシロアリ対策は、基礎から1mまでの高さの木材への薬剤塗布となります。

新築時には比較的安価で保証を得られますが、問題は一般的な薬剤だとその効果が5年程度で薄れてしまい、保証期間も5年になってしまうということです。

5年後に再度、薬剤塗布して保証を得ればよいのですが、費用が新築時より高くなってしまいます。

新築時と違って、床下に潜りこんで作業する為、とても大変なんですね。

コストが上がってしまうのも仕方ありません。

当社では10年保証が標準の「Jotoしろあり保証1000」を採用しています。

この保証制度では標準保証が10年、そして20年の保証延長制度もあり、新築時から30年もの間、シロアリ被害に対する保証を受けることが出来ます。

10年目以降の延長更新手数料も、5年ごとに点検費用を含めて3万円と比較的安価で保証延長が可能なんです。

もちろん保証を受けるために、ある一定の施工条件が必要となり費用も安い部材に比べると少し高くはなりますが、保証内容やメンテナンス費用など費用対効果がとても高い保証制度だと当社では考え、この制度を採用しています。

 

家の耐久性をあげる、雨漏り・結露対策

雨漏りや結露も「水」。

なぜ「水」が耐久性を下げることになるのでしょうか。

それは、木材腐朽菌が関係しています。

木材が腐る原因となる木材腐朽菌。

この菌は、4つの条件(栄養・温度・空気・水分)が全てが揃うと発生します。

木造住宅から木材をなくすことはできませんので、いかに木材腐朽菌を発生させないかが「耐久性」に係わる大切なポイント。

では、木材を湿らせないよう、乾燥した環境にしておくには、実際どうすればいいのでしょうか。

 

◇木材を濡らす雨漏りは定期点検を

 

雨漏りは住宅瑕疵担保責任保険の対象にもなっているように、新築から10年間は保証されています。

ただし20年、30年と時間が経過するとともに、屋根や外壁、バルコニー防水、シーリングなど劣化が進んでいくので、定期点検がとても大切になります。

 

◇木材を濡らす結露は壁内結露に注意

 

結露というと、寒い時期になると窓に発生する結露を思い浮かべるのではないでしょうか。

樹脂サッシや最新の高性能アルミ樹脂複合サッシであれば、こんな結露は発生しないと思いますが、ペアガラスにした程度では窓の結露は防げません。

結露をほっておくとカビやダニの温床となり健康被害も及ぼします。

もし結露にお悩みの方がいらっしゃいましたら、内窓リフォームをおすすめします。

内窓の取付けリフォームは、お客様が口をそろえて「やってよかった」と言っていただける、結露だけではなく断熱効果も期待できるおすすめのリフォームです。

実は今回お話ししたい結露は、窓に発生する表面結露ではなく、壁内におこる内部結露のこと。

 

◇壁内結露(内部結露)とは?

 

壁内結露とも呼ばれている内部結露は、木造住宅においてとても危険なもの。

結露は室内と屋外に温度差が生じることによって発生します。

壁内結露は、室内で温められた空気が冷たい屋外に移動しようとする際、空気中に含まれる水分や湿気が壁内に浸入し、その湿気が壁内で飽和状態に達することで起こります。

壁内結露が発生し、木材が湿気にさらされ続けると、木材腐朽菌が発生し構造材である木材が腐ってしまい、とても危険な状態に。

 

◇壁内結露対策はなにが必要?

 

壁内結露を防ぐために、どんな対策をすればよいのでしょうか。

・結露計算をする。(計算によって机上では結露のない壁構成を設定)

・断熱材や防湿層をすき間なく施工する。

・外壁構造用パネルを使うときは透湿性能を考慮する。

 

防湿層や断熱材のわずかな施工の隙間から空気が流れると、内部結露の原因となってしまいます。

こちらの画像は、防湿層の断熱材が設置されているNG例とOK例です。

引用画像:建材ダイジェスト「間違いだらけの断熱材施工 グラスウール編」より

悪い例は隙間がところどころにあり、なんだかぐちゃぐちゃに押し込んだだけのような印象です。

良い例では、隙間なくきっちりぴしっと断熱材が入っています。

まずは隙間のない施工が必須。

それでも壁内に入ってくる湿気を完全に防ぐことはできないので、湿気を通気層に放出して結露を防ぎます。

その時、大事なポイントが外壁構造用パネルの透湿性能になります。

 

◇ダイライトってなに?

 

ダイライトは外壁構造用パネルです。

外壁構造用パネルには、透湿性能が備わっています。

透湿性能とは、湿気の通しやすさを数値化したものですが、ダイライトは合板の約7倍も湿気をよく通します。

画像引用:大建「90万世帯がダイライトを採用した理由:耐震性の維持は構造材の結露を防ぐこと」より

  • 実は透湿性能だけなら、ダイライト以上の性能の高い構造用パネルもあるのですが、ダイライトはプラスして、シロアリにも強い、腐らない、さらに準不燃材として認定されている火にも強いというすごい素材なんです。

合板よりは少しだけ高いんですが採用したくなるのがわかっていただけたでしょうか。

今回施工したT様邸で、耐久性という点からダイライトを採用したのはこのような理由からなんですよ。

次回は、あたたかい家を叶える断熱材と耐久性をあげる土台のお話しです。

お楽しみに~!

伊東市 新築戸建て 新築日誌T様邸④ 断熱材と国産木材

伊東市 新築戸建て 新築日誌
T様邸② 耐震等級3って必要?

皆様、こんにちは!

前回に引き続き、伊東市新築戸建てT様邸をご紹介させていただきます。

伊東市 新築戸建て 新築日誌 T様邸①(お悩みから解体まで)

T様邸は長期優良住宅の認定を取得している高性能な住宅です。

長期優良住宅の認定を取得するためには、住宅性能評価制度において決められた基準をクリアする必要がありますが、今回はその中の構造について、耐震等級のお話しをさせていただきます。

※【施工例紹介】 伊東市新築「長期優良住宅」

長期優良住宅では耐震等級2以上の性能が求められますが、今回建設したT様邸では、より強い許容応力度計算による耐震等級3を取得しています。

しかし、そもそも耐震等級3ってどのくらい?本当に必要なの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますので、まずは耐震等級のことから簡単にご説明いたします。

 

耐震等級とは?

耐震等級とは、簡単に説明すると地震にどれだけ耐えられるかを示す等級のことです。

等級は住宅性能表示制度や耐震診断という基準によって決められます。

 

耐震等級3ってどのくらい?

耐震等級は数字が大きいほど地震に強くなります。

耐震等級1は、建築基準法の最低限の耐震基準を満たしているものを指し、この耐震等級1を基準にして、1.25倍が耐震等級2、1.5倍が耐震等級3となります。

 

耐震等級3の必要性

家は強いに越したことはないけれど、今の耐震基準なら耐震等級1でも大丈夫なのでは…?と考えているお施主様、そして建築実務者は少なくないと思います。

私たちが住む伊豆半島は群発地震が多く、震度5クラスの大きな地震にもいくたびか襲われてきました。

新しい耐震基準の家では大きなダメージを負うこともなかったため、私自身も耐震等級1で大丈夫なのではと考えていた建築実務者の1人です。

しかし、震度7に2度襲われた熊本地震の検証結果をみて、その考えは一変しました。

※引用元 くまもと型住宅生産者連合会

この検証結果から、震度7クラスの巨大地震に襲われたとき、新耐震基準の耐震等級1では命を守ることはできるが、住み続けることができなくなる可能性があるということがわかります。

2000年以降の新耐震基準の家でも、倒壊・全壊を合わせると6%。

大規模半壊・半壊・一部損壊の32.6%のうち、半分の家が住み続けることができないと想定すると、合わせて約20%以上の家が建て直しなどを余儀なくされることになります。

新築住宅を建てる際、大半の方が30年以上の住宅ローンを組んで支払いをしていくなかで、壊れてしまったから建て直すとは簡単に言えないですよね。

件の熊本地震で、一番被害が大きかった益城町中心部に建てられていた耐震等級3の家は16棟。

うち、無被害14棟、軽微な損傷が2棟と全16棟は今でも問題なく住み続けているという点から、耐震等級3の意味するものがおわかりになるかと思います。

’写真引用:外断熱が家族を守る〇震災で証明された確かな家造り/住まいづくりのハーモニー

 

では、T様邸の工事経過をみてみましょう。

耐震等級3をクリアするために当社では、構造計算方法として許容応力度計算を採用しています。

許容応力度計算では、基礎に必要な強度も計算します。

計算により導きだされた基礎の仕様は、コンクリート圧縮強度24ニュートン、13㎜の鉄筋を150㎜のピッチで組んであります。

ベース厚は150㎜、立ち上がりの基礎巾150㎜、計算された安心で強固な基礎です。

耐力壁を支える外壁構造用パネルは大建工業のダイライトMSを採用。

木造軸組工法での耐力壁は、これまで筋交が多く使われてきましたが、最近では外壁側に構造用パネルを採用する会社が増えてきています。

構造用パネルを採用する理由として、耐震強度が上がる、家が強くなるというメリットがありますが、それ以外にも気密性、耐久性などの性能を向上させることができるので、当社ではこれからの家づくりには必須の仕様だと考えています。

そして、この外壁構造用パネルを選択することにも、作り手側の家づくりに対する考え方が反映してくると思います。

外壁構造用パネルの基材にはいくつか種類がありますが、一番使われているのが木質系です。

木質系の中でもさらに分類分けがあるので、外壁構造パネルだけでも多種多様な選択肢、そしてそれぞれに特徴があります。

当社ではダイライトMS(火山性ガラス質)を採用していますが、その理由は次回の耐久性でお話ししますね。

 

今回は少し専門的な内容でしたが、耐震等級の重要性が少しでも伝われば良いなと思います。

長く、安心して住むことができるこだわりの長期優良住宅、完成後が楽しみですね。

次回は耐久性についてのご紹介です。

伊東市 新築戸建て 新築日誌T様邸③ 木材の大敵は?

伊東市 T様ビル①
雨漏りの悩みを防水工事で解消

こんにちは。

ブログ担当の杉本です。

私、杉本は右も左もわからない業界未経験です(*ノωノ)

これから、建築のことやリフォームのことを勉強しながら、施工事例を初心者目線でお伝えしていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願い致します!

 

今回は伊東市内にありますT様ビルの屋上防水工事と外装タイル修繕の工事が完了しましたのでご紹介します。

T様より最初にお話しがあったのは、雨漏りのご相談でした。

南側に大きな窓のある建物で、以前にも窓のコーキングが劣化したことにより雨漏りが起きてしまったとのお話しを伺い、すぐに現場調査に。

建物を拝見させていただいた際、弊社担当スタッフが気になったのは屋上の劣化でした。

検証結果から、屋上の防水工事とお施主様が気にされていた窓のコーキング修繕を施すことになりました。

業界未経験の私は、屋上の防水って何?コンクリートの建物でも必要なの?と疑問だらけ。

写真とともにわかりやすく工事内容をお伝えしていきますので、住宅や建物のメンテナンス、修繕をご検討中の方はぜひご参考になさってみてくださいね。

 

屋上防水工事とは?

皆さまは、屋上防水工事ってどんなことをするのかイメージできますか?

私はまったく想像ができませんでした(;'∀')

まず、屋上防水工事が必要なのは、陸屋根(ろくやね、りくやね)と呼ばれる、傾斜のない平な屋根をもつ建物に限ります。

これは、一般的な屋根は傾斜で雨が流れるのに対し、陸屋根は平なため雨水が溜まりやすくなってしまうという構造的な理由によるもの。

雨水が溜まると、雨漏りにつながるリスクがあるので、防水工事が必要なんですね!

これはT様ビルの工事前の屋上の様子。

排水にも劣化が見られます。

雨や風に一緒に落ち葉やごみ、土や砂が入ってしまうので、詰まりやすくなってしまう箇所です。

防水工事をしても、排水に問題があったままでは意味がありませんので、排水機能もチェックします。

 

防水工事ってどんなことをするの?

防水工事には密着工法と絶縁工法2つの工法があります。

今回は、下地と防水層の間に空気層を設ける絶縁工法を選びました。

まずは、下地であるコンクリートとの密着性を高めるプライマーと呼ばれる塗料を塗っていきます。

続いて絶縁シートを敷き込みます。

続いて、シートの上にウレタン防水剤を塗っていきます。

ウレタン防水剤が乾いたらすぐに、上からアクリルウレタン樹脂の塗装剤を塗り、仕上げていきます。

晴れた日にしかできない作業ですのでスピード勝負です!

職人さんの技が光っていますね!

この筒、なんだかわかりますか?

この筒は「脱気筒(だっきとう)」というもので、下地のコンクリート面とこの防水層の間に発生する蒸気を排気するための重要なもの。

これがないと熱や蒸気で防水層がふくらんでしまったりするそうです(◎_◎;)

今回施工した絶縁工法の防水工事は、少しコスト面は上がるものの、長持ちしますのでこの先も安心ですね。

屋上は、排管や排水口、歪んでしまっていた手すりも修復させていただいて、こんなに綺麗になりましたよ~!

また、お施主様が気にされていた南側の窓のコーキングも修復し、雨漏りの原因と考えられる不安点を解消。

実際に、今回の修繕工事により雨漏りが止まったとのご報告を受けて私たちも安堵しています。

というのも、雨漏りの原因究明は判断がとても難しいんだそうです。

現場調査時に工事内容の判断をし、的確にお施主様へご提案する、これは長年の知識と経験を持っている今回の担当者ならではのこと。

プロってすごいですよね~!

次回は同じくT様ビルの外装工事のことをご紹介させていただきます。

お楽しみに~!

伊東市 T様ビル②レンガ調タイルの外壁工事

伊東市 新築戸建て 新築日誌
T様邸①(お悩みから解体まで)

皆様、こんにちは!

今回ご紹介させていただきますのは、伊東市にお住まいで、この度新築されますT様邸です。

当初はリフォームをお考えでしたT様。

家のことでの一番のお悩みは、冬はコタツから離れることができない程、とにかく家が寒いこと。

そして雨漏りや家の中の湿気、最近の大型台風で家が揺れて恐怖を感じることなどでお困りでした。

これらの問題を解決するためリフォームをするとなると、かなりの予算になってしまいます。

検討を重ねた結果、地域型住宅グリーン化事業の補助金を利用して、冬でも快適に過ごせる高断熱な住宅、寒くない家を新築することとなりました。

限定1棟募集今なら新築建築費に130万円の補助金がもらえます。

 

築40年のT様邸、キレイにお住まいで外観からはそんな古さを感じませんでした。

T様邸を訪れてまず驚いたのは、玄関ホールの立派な格天井(ごうてんじょう)。

※こちらの写真はイメージです。

格天井(ごうてんじょう)とは、伝統的な格式の高い天井様式のことを言います。

お寺や神社、お城などで使われる様式です。

そして見事な彫刻欄間(ちょうこくらんま)と幅広付板の天井板。

※こちらの写真はイメージです。

彫刻欄間(ちょうこくらんま)は写真のような天井と鴨居の間にある空間で、明かりとりや換気、風通しのためのもの。

装飾目的の彫刻が細かいものは、とても高価な代物です。

T様邸に施されたものは、どれもこれも本当に素晴らしい物でした。

美しく立派な住居ではありますが、やはり実際にお伺いして感じたのはT様のお悩みである「寒さ」。

家をつくるということに対してのお金のかけ方が、現在と40年前とでは全く違っていたのですね。

これだけ立派な材料を使いながら、残念ながら無断熱住宅であったことが解体時にわかりました。

新築の設計は高断熱。

T様ご希望の、冬でも暖かい家の実現をお約束します。

今回は、T様が戸建て新築に踏み切った理由から、ご自宅の解体までをご紹介させていただきました。

次回は構造についてご紹介します。

伊東市 新築戸建て 新築日誌T様邸② 耐震等級3って必要?

Y様邸憧れのロフトへ大変身!減築工事日誌②

皆様、こんにちは(^^)

前回解体の様子までご紹介いたしましたY様邸。

前回記事 減築工事日誌①はこちらからどうぞ↓(^▽^)/

Y様邸憧れのロフトへ大変身!減築工事日誌①

今回は施工の様子をお伝えしていこうと思います!

建方になります。

構造材を組み立て、ロフトの様子が段々と見えてきました☆

お困りでした雨漏りもバッチリ対策していきます!

Y様のイメージが形になってきましたね(^_^)

次に中の様子です。

内部ボード貼りをしていきます。

クロスを張るため、下地パテ処理をしていきます。

木のカウンターは梁から加工しました。

なんと!!このカウンターの梁はY様邸にありました”のぼり梁”から施工したものになります(^^♪

愛着の湧くカウンターとなっていただければ幸いです(*^^*)

更にY様邸では、二種類のフローリングを貼っていきます☆

どんな雰囲気になるのか楽しみですね(^^)

次回はロフト施工の続きや一階の様子もご紹介したいと思います!
どうぞお楽しみに!(^^)!

Y様憧れのロフトへ大変身!減築工事日誌③

今どきの三世代同居 第3回目
自活して暮らす 完全分離型

こんにちは。

8月8日の「親孝行の日」にちなんでご紹介している三世代同居。

第1回は「完全同居タイプ」について、第2回は「一部共有タイプ」についてご紹介してきました。

今どきの三世代同居 第1回目にぎやかに暮らす 完全同居型

今どきの三世代同居 第2回目程よく暮らす 一部共有型

最終回である第3回目は、「完全分離タイプ」の三世代同居についてです。

 

今どきの三世代同居スタイル

定年関係なく現役バリバリでお仕事されている親を持つ方や、それぞれ希望の生活動線や間取りがある場合、お互いの今の生活を守りたいですよね。

将来のことを思って同居をはじめるとしても、プライバシーは守りたいと考える方は多いそう。

建物は一緒でも生活は別といった「完全分離タイプ」は、お互いがストレスなく暮らすことを目指した今どきの三世代同居スタイルです。

 

「完全分離タイプ」とは?

土地や建物は一緒でも、玄関からキッチン、お風呂といった設備、居住スペースに至るまで別々なのか「完全分離タイプ」です。

共有スペースがないのでプライベートを守ることができます。

親と離れて暮らすことは心配だけれども、お互いのために生活はわけたいと望む方におすすめです。

 

「完全分離タイプのメリット・デメリット」

完全分離で暮らすと、設備や建築面で心配や不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。

「完全分離タイプ」のメリットとデメリットを紹介しますので参考にしてみてください。

 

<メリット>

 

  • ・プライベートが確保される
  • ・生活音が気にならない
  • ・不動産賃貸や売却で有利

 

<デメリット>

 

  • ・居住スペースが狭くなる可能性がある
  • ・建築費用が約2倍かかる
  • ・コミュニケーションが希薄になる恐れがある

 

「完全分離タイプ」におすすめの商品

居住スペースが狭くなることを防ぐために、「完全分離タイプ」は上手に収納することがポイント。

また、定期的に皆が集まることができる広いバルコニー等の外空間もおすすめです。

 

◆移動がもっと楽になる「ホームエレベーター」

畳1畳分あれば設置できるホームエレベーター。

足腰に不安のある親世代だけでなく、生活をぐ~んと楽にしてくれる製品です。

「完全分離型」の同居を考えたときに、階段がつらいからという理由で1階は親世代という概念を払拭してくれます。

また、大きな買い物や重たい荷物をガレージから運ぶ時や、子供(孫)を抱えたまま部屋に入る時もラクラク。

階段を上り下りする際に発生しやすい事故も防いでくれます。

 

◆それぞれでスムーズに部屋干しができる「干し姫サマ」

干し姫サマの最大の魅力はボタンひとつで竿を出して、高さを調節できるところ。

かがむことが億劫になった親世代の洗濯を楽にしてくれるだけでなく、洗濯物が多い子供(孫)の臨時物干し場としても活躍してくれます。

また、梅雨時期や花粉時期、夜といった季節や時間を選ばずにお洗濯できるので、「完全分離型」同居ではそれぞれに設置するととても便利ですよ。

 

暮らすスタイルによってカラーの違う三世代同居。

ご興味ございましたら、お気軽にPanasonicリフォームClub弘木屋産業株式会社 デュオ店までご相談くださいませ。

今どきの三世代同居 第2回目
程よく暮らす 一部共有型

こんにちは。

8月8日は「親孝行の日」ということで、最高の親孝行である三世代同居を全3回にわたってご紹介しております。

第1回目は「完全同居タイプ」を特集しました。

今どきの三世代同居 第1回目にぎやかに暮らす 完全同居型

第2回目となる今回は、「一部共有タイプ」の三世代同居についてです。

 

今どきの三世代同居スタイル

皆様、アクティブシニアという言葉をご存知ですか?

アクティブシニアとは、定年後や還暦を迎えても自分の趣味や好きなことに活動的なシニア層をさす言葉です。

このアクティブシニアと呼ばれる元気な世代が増加したことにより、完全に同居するより、それぞれ自由に過ごしながらも、いざという時には助け合えるちょうどいい距離感で一緒に暮らせたらと考える方が増えています。

「一部共有タイプ」は、お互いの生活スタイルを無理に合わせようせず、ほど良い距離感を大切する今どきの三世代同居スタイルと言えそうです。

 

「一部共有タイプ」とは?

「一部共有タイプ」とは、その名の通り、空間や設備の一部を共有する同居のあり方です。

居住スペースはそれぞれ分かれているなかで、キッチンやお風呂など、大きな設備を共有するといった暮らし方。

建設費を抑えることができますし、くつろいだり食事をする場所は違っても、共有する空間により自然とコミュニケーションが生まれる、良いとこどりの同居スタイルです。

生活時間や生活スタイルが親と子で違う方におすすめです。

 

「一部共有タイプのメリット・デメリット」

玄関は同じでも生活する場所は違う暮らしに不安や戸惑いを感じる方もいらっしゃるかと思います。

「一部共有タイプ」のメリットとデメリットを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

 

<メリット>

 

  • ・お互いの生活スタイルに干渉しない
  • ・子(孫)の面倒をみてもらいやすい
  • ・介護や看病が必要になったとき協力しやすい
  • ・プライバシーが比較的保たれやすい

 

<デメリット>

 

  • ・生活時間のズレにより生活音が気になることがある
  • ・光熱費などが把握しにくい
  • ・共有スペースの管理やルール作りが必要
  • ・場合によって設備が多く必要になる

 

「一部共有タイプ」におすすめの商品

共有する空間がとても大切になる「一部共有タイプ」

子供から高齢者までが、安全で使いやすい設備を揃えるのがポイントです。

 

◆スペースを広々使える「堀座卓」

 

共有部分のリビングでは、親世代が座りやすく、お孫さんとお話ししやすい「堀座卓」がおすすめ。

ソファや椅子を置かない分、スペースを広く使うことができ、スッキリとした印象のリビングに。

また、冬は6面ヒーターでぽかぽかとあたたまる掘りごたつとしてお使いいただけます。

 

◆サインポストと宅配ボックスのコンビでプライバシーを守る

 

「一部共有タイプ」は玄関が一緒なので、プライベートな部分である郵便物は分けたいですよね。

サインポストと宅配ボックス「コンボ」の組み合わせをそれぞれ設置することで、郵便物や宅配物の受け取りもスムーズになります。

また、郵便物と小さい宅配物なら一緒に受け取ることができる「コンボエフ」との組み合わせも可能。

組み合わせによって、宅配物を2個、個別に受け取ることができるようになる等、暮らしに合わせてカスタマイズが可能です。

「一部共有タイプ」の同居スタイルは、ちょうどいい距離感を保ちながら、お互いが無理なく過ごせる設備選びがポイントになりそうです。

それぞれが自由に過ごしながらも、いざというとき頼れる三世代同居「一部共有タイプ」にご興味がございましたら、お気軽にPanasonicリフォームClub弘木屋産業株式会社 デュオ店までお問合せくださいませ。

今どきの三世代同居 第1回目
にぎやかに暮らす 完全同居型

こんにちは。

8月8日は「親孝行の日」ですね。

私は母と二人住まいですが、毎日たくさん笑って、たまに喧嘩をしながら暮らしています。

今後、結婚して子供ができて、私の生活環境が変わっても、母の側で暮らしたいな~と思っています。

そう考えると、すぐに会える距離で暮らすということ自体、とても特別な「親孝行」なのかもしれません。

今回は、そんな親孝行をしながら暮らす、三世代同居のことをご紹介していきます。

全3回のうち、第1回目は、「完全同居型/完全同居タイプ」の三世代同居についてです。

 

今どきの三世代同居スタイル

最近は、結婚し子供が生まれた後もお仕事を続ける世代。

育児の不安が緩和される点や、仕事中に子供を見ていてくれる等の育児協力といった点で同居を決める方が多いそうです。

確かに、親が側にいてくれると初めての子育てでも安心ですし、何かあったときにお互い助け合えるのはいいですよね。

「完全同居タイプ」は、親と子どちらにもメリットを感じ、建築費を抑えることができるという点で選ばれる、今どきの三世代同居スタイルと言えそうです。

 

「完全同居タイプ」とは?

三世代同居の中の「完全同居タイプ」とは、住空間をすべて共有しながら暮らすスタイル。

いつも誰かが家にいることで防犯対策にもなります。

一緒に食卓を囲むにぎやかな暮らしを望む方におすすめです。

 

「完全同居タイプのメリット・デメリット」

完全同居で暮らすということに、窮屈さや不安を感じる方もいらっしゃるかと思います。

「完全同居タイプ」のメリットとデメリットを紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

 

<メリット>

 

  • ・親の健康状態を見守りやすい
  • ・子(孫)の面倒を見やすい
  • ・建築費を抑えることができる
  • ・生活費の削減ができる

 

<デメリット>

 

  • ・プライベートが確保しにくい
  • ・生活スタイルや生活時間が違うと生活音に気を使う
  • ・光熱費など生活費が把握しにくい

 

「完全同居タイプ」におすすめの商品

「完全同居タイプ」の暮らしの良さは、にぎやかな暮らしを楽しめること。

それに必要なのは、家族皆が集まることができる場所と、プライバシーの確保がポイントです。

 

◆みんなで作ってみんなで食べる「Lクラス キッチン」

 

アイランド型のキッチンは、家族皆が手伝いやすく、自然と人が集まる場所になります。

子供の成長によって、生活スタイルが変わったとしても、誰かと一緒に食卓を囲むことができる、また一人の時も気を使わずに食事ができるダイニングデザインが揃っています。

 

◆必要な時、閉じることで空間を仕切れるドア

 

完全同居タイプで気になる点はプライバシーが守れるかどうか。

PanasonicリフォームClubでは、お部屋を手軽に仕切れるドアを豊富にそろえております。

近くにいるけれど、お互いが気を使わずに自由にできる空間作りをドアが叶えてくれそうです。

 

完全同居タイプの暮らしも、気になる点は内装でカバーすることができますので、三世代同居にご興味ございましたら、いつでもプロにご相談くださいませ。

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